懐かしのタイガー計算機

 

 別にぼく自身は、タイガー計算機が懐かしい世代ではないのですが、やはり興味はあります。
という訳で、Yahooオークションで仕入れた計算機を大公開。

■外観

 タイガー計算機としては新しいにしても、古いことは確かです。どんなに新しくても、25年以上は前の
代物でしょう。まずは、外装部品をクリーニングしました。
 写真では光ってしまって見にくいのですが、本体の上部右側にあるのがチェックレジスタ、手前の
スライドする部分の右側がプロダクトレジスタ、左側がマルチプライヤレジスタです。

 

■ジャーン、中身を公開

 最初は動きが渋かったのですが、各部に注油し、しばらく使ったことで、だいぶ滑らかに動くようになりました
(動きが渋いと計算を間違えるのであります)。

 

■チェックレジスタ

 チェックレジスタの手前にあるレバーをスライドさせると、チェックレジスタに置数できます。
真鍮のくすみ加減が古さを感じさせます。ネジもみんなマイナスネジです。

 

■加減算のためのギヤ

 スライドレバーの付いたドラムは、向かって右のハンドルで回転します。この時、レバー位置に応じて、
ドラムの歯が出たり引っ込んだりします。チェックレジスタに9がセットされていれば、このドラムは手前の
歯車を9歯進めます。0なら進めません。これでめでたく加減算ができます。
 下の写真では、最下位桁(一番右側)の歯は引っ込んでいますが、その上位桁の歯は飛び出しています。
歯の位置が各桁でずれているのは、ハンドルの回転を滑らかにするための工夫です。

 

■プロダクトレジスタへの加算

 ドラムの可変の歯による回転は、中間のギヤを介して、プロダクトレジスタを進めることになります。
 桁上げは、また別の機構で処理されます。

 

■ドラムの上位桁

 ドラムは、チェックレジスタの桁数より数桁余分にあります。余分にある上位桁は、加減算のための歯は
付いていませんが、桁上げ処理のための歯は付いています。最上位桁からの桁上げはベルをチーンと
鳴らします。ドラムの左のカムは、ベルを鳴らすスプリングをチャージするためのものです。

 

■チェックレジスタとプロダクトレジスタ

 プロダクトレジスタは、チェックレジスタに対してシフトできるような構造になっています。乗除残を行うときは、
このシフト処理が重要になります。

 

■マルチプライヤレジスタ

 マルチプライヤレジスタは、何回ハンドルを回したかを数えるカウンタです。このレジスタは
プロダクトレジスタと共にシフトするので、シフト位置に応じた重みでカウントします。除算を行う際は、
ここに商が得られます。

 

■タイガー計算機の使い方

 Linux Magazineの2000年8月号、9月号をご覧ください :-P

 

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