| 銃について(ABOUT GUNS) |
| 銃については様々な意見がありますが、ここではそれについて論じる事はしません。 銃に興味のある人はもちろん、銃器の所持に反対の人も、銃について良く知る方が論理を組み 立て易いでしょう。 また銃による犯罪や事故の被害者にならない為にも、銃に関する知識がある方が有利だと思い ます。車を運転する人の方が、ドライバーの心理や、車の挙動が推測できるので、交通事故の被 害に遭いにくいのと同じです。 現実問題としてアメリカには銃があふれており、日本人でも短期滞在の旅行者以外で21才以上 ならコロラドではいくらでも銃を合法的に買う事ができます。 アメリカで生活する以上、銃の事なんか知らない事にする、ではトラブルに巻き込まれた時に対処 の仕方が解りません。あるいは銃に関する知識があなたの命を救う事になるかも知れません。 (「生兵法は怪我のもと」ともいいますが・・・) というわけで、基本的な事項をここで説明いたします。 またコロラドでは原則的に銃の持ち運びは自由ですが、常に銃を持っている事が完全にわ かる様にしておかねばなりません。たとえばホルスターに入れて他から見える様に腰にぶ らさげるとかです。ポケットに入れたり、ホルスターが上着で隠れていたりすると違法となり ます。ガンケースに入れて車に載せておくのはOKです。隠し持つ、即ちconcealed carry には別の許可が必要です。 |
| 銃の種類 | 銃の安全ルール | 銃の安全確認の仕方 |
| 口径 | 護身用の銃の選び方 | ダブルアクションと シングルアクション |
| オートマチックの 操作について |
グロックについて | 反動について、および持ち方 |
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銃の種類
の3つの区別ができれば、とりあえずは良いでしょう。この内、ピストルが恐らく最も関わりがあると |
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銃の安全確認の仕方
注意:以下の実行中、引き金には絶対に指をかけないで下さい。
リボルバーの場合:
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寄り道メモ:リボルバーの発射の仕方 リボルバーは簡単です。安全装置もありませんので、 引き金(E)を引きさえすれば発射できます。(弾が入っ ていればですが・・・) しかし引き金を引く力で、同時にシリンダー(C)を回し、 撃鉄(B)を起こすので、少し力が要り、銃が動き、また わずかに発射のタイミングが遅れるので、正確な射撃 をしたい時は先に撃鉄(B)を親指で起こしておきます。 注意!!この場合は引き金を少し引くだけで発射され る状態になっています。 |
右手で銃を握った時に、大体親指の位置にスイッチの様なものがあります(A)。
銃口を下に向けたまま、これを右手の親指で前へ押しながら、左手でシリンダー(弾の入る、れんこん
の様な部分(C))をそのスイッチ側へ押して開きます(下の写真)。

次にそのシリンダーの真ん中から銃口に向かってついているシャフト(D)の先を左手の親指で、シリン
ダー側へ押し込むと同時に銃口を上に向け、シリンダーから押し出される弾を右手で受けます。
これで銃は空になり、安全です。
なお、ガンショップなどで見せてもらったりする時に銃の受け渡しをする時は、この様にシリンダーを開
いたオープン状態のまま取り扱うのがマナーです。
受け取ったらシリンダーを戻してバランスを見たりしても構いません。ただし銃口は常に安全な方向に
向けておく事。またオートマチックでも同じですが、空撃ち(弾が入っていない状態で引き金を試し引き
する事。引き金の落ち具合のチェックは重要です)する場合は必ず店員にdry fireしても良いかたずね
てからにします。空撃ちすると痛む銃もあるためです。空撃ちする時は特に銃口の向きに気をつけます、
斜め上向きくらいで良いでしょう。
銃を返す時は再びオープンして返します。
なお、昔のリボルバーは撃鉄そのものに撃針がついていた為に、なにかのはずみで撃鉄の後ろに
衝撃が加わると暴発し危険なため、発射位置の弾を抜いておくなどと云われていましたが、現代の
リボルバーでは撃鉄には撃針がついておらず、間接的にたたく様になっています。また引き金が引
かれていない時には撃鉄が落ちてもたたかない構造になっているので6発フルに装填しておいても
問題ありません。
(セミ)オートマチックの場合:
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寄り道メモ:オートマチックの発射の仕方 オートマチックはリボルバー比べて操作が複雑 です。詳しく説明するとかなりのボリュームにな りますので、ここでは簡単にしておきます。 銃の状態が良く分からない時に確実に発射する には、安全装置(e)が外れて(下がって)いるのを 確認して、とにかくスライドをいっぱいに引きます (下の写真)。既に薬室に弾が装填されていた場 合は一発損する事になりますが、後は引き金(d) を引くだけで発射できます。 注意!!オートマチックは発射の反動で次弾を 装填し、撃鉄を起こします。2発目以降は少し引 き金を引くだけで発射します。 |
右手で銃を握った時に大体親指の先の位置にボタンがあります(c)。
そのボタンを押すと、銃の握り手部分の下(b)からマガジン(a)が落ちて来ますので、左手で受けます。
マガジンを安全なところに置いてから、右手で銃を握ったまま(引き金には絶対に指をかけない事)、銃
の上の部分(スライド)を左手で握り、後ろへ一杯に引きます(下の写真)。

この時、銃身内に発射されていない弾が残っていれば、排出されます。そしてスライドは後ろへ下がっ
たままになります(下の写真)。
注:オートマチックは弾が空の時にスライドを引いたり、最後の弾を撃った後にはスライドが下がった
ままでとまります。もとへ戻すにはストッパー(f)を下げます。

またスライドの上の、薬莢が排出される孔(h)が開いたままになっていて、薬室(銃身の最後尾で、
ここに装填された弾が発射される)が覗ける筈ですから、弾が残っていない事を確認します。
これで銃は空になり、安全です。すなわち、マガジンが抜かれていて、スライドが後ろへ下がったままに
なっており、薬莢の排出孔から覗いて薬室に弾がない事が確認されている、の3つです。
リボルバーの場合と同様、受け渡しはこのオープン状態で行います。
なお、マガジンを抜く前にスライドを後ろへ引く事は絶対にしてはいけません。
もし、マガジンに弾が入っていれば、この動作により、弾が発射位置に装填され、撃鉄が起きて、引き
金を少し引いただけで発射される、最も危険な状態になります。
スライドを引くと、発射後の空薬莢であれ、発射前の弾であれ、薬室にあるものを排出します。そして
スライドが戻るときにマガジンから一番上の弾を取って来て、薬室に装填します。
(セミ)オートマチックはマガジンが抜かれていても、薬室に1発、弾が残っている可能性があります。
上の様に、かならず、スライドを後ろへ引いて、空である事を確認しなければなりません。
口径
弾には色々な種類があり、必ずそれに合った銃を使わねばなりません。もっとも合わない弾は多分
装填できませんが・・・・
一般的なものは次のとおりです。
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左から45口径、357マグナム、38スペシャル 9ミリ、22LR、22short |
22口径(.22LR):弾の直径が0.22インチすなわち約5.5ミリです。最も小さい弾ですが、殺傷力は
充分ありますので、決しておもちゃではありません。一般にカラスやへびを撃ったりするのにも使われ
るので、農場などでは子供もこれを使用する様です。TARGETなどのスーパーへ行けば50発入り99セ
ントで売っています。1発2円というところでしょうか。これはリボルバーにもオートマチックにもライフルに
も使われます。
反動は非常に小さいです。特にライフルで撃てば音も小さいので密猟者はこれを使うといいます。
なお普通22口径といえば22LR(long rifle)を指しますが、この他22shortもあり、22LRより短く、威力も
小さくなります。
22magnum(マグナム)もありますが一般的ではありません。
32口径(.32ACP):小型オートマチック用で、この弾を使う銃としてはワルサーPPKなどが有名です。
銃はコンパクトで、婦人の護身用といった感じです。007が使う銃ですが、アメリカ人に云わせると、身体
の小さいヨーロッパ人には有効かも知れないが、アメリカ人はデカイので、こんなものでは役に立たない
そうです。
38口径(.38special):リボルバー用として最も標準的な口径です。威力もそこそこで、反動も比較的
マイルドなため女性でも扱えます。護身用として一般的です。警官もこれを持つ事が多いようです。
357マグナム(.357magnum):これもリボルバーですが、威力は38口径より遥かに強力です。
その分、反動も音も大きいものがあります。何発か撃つと手が痛くなります。この銃には38口径の弾
も使用する事ができます(逆はできません)。従って、普段の練習は38口径の弾を使って行う人が多
いようです(弾代も安い)。このタイプの銃としてはコルトパイソンが有名です。警官も良く持っています。
9ミリ:オートマチック用です。口径は38口径とほぼ同じで(長さは短い)、パワーも似たようなもので
しょうか。このタイプの銃は一般にマガジンに入る弾数が多いのが特徴です。たとえばグロック17など
はマガジンに17発も入ります。ベレッタも有名ですが、その軽さ、信頼性ではグロックの方が上です。
またベレッタは手の小さい人では指が引き金に充分届かない場合があります。グロックは一時ブーム
になり、少し変わった銃ですので、別項で解説します。
9ミリの反動は38口径に比べると「鋭い」という感じでしょうか。
45口径:オートマチック用で対人殺傷能力では群を抜いています。この銃の信奉者も多く、かれらに言
わせると最近はやりの9ミリでは相手を行動不能にする能力(stopping power)が足りないと言います。
反動はそれなりに大きいのですが、「重い」という感じです。
ガンショップの防衛用などはこれを使う事が多いようです。これを向けられて45口径のデカイ銃口を見れ
ばたいていの奴はびびるでしょう。
44マグナム:ダーティハリーで有名になりましたが、強烈な反動があり、発射すると全身に衝撃が来て
2、3歩後ろへのけぞるくらいです。1発撃てばまずたくさんと思うでしょう。もちろんしっかり握っていないと
手を痛めます。子供、女性にはとうてい扱えません。危険ですらあります。
ハワイやグアムなどの観光客向けの射撃場で44マグナムと称しているものは、危険を避けるために火薬
量を減らしてあるらしいとの事です。
もともとはピストルによるハンティング用として一部の人に使われていましたが、ダーティハリーの映画シ
リーズ絶頂の頃にはこの銃がどんどん売れてS&W社はかなりもうかったそうです。
もっともそれらの銃のほとんどは一度も使われる事なく引き出しの奥にしまわれてしまった様ですが。
| 護身用の銃の選び方 結論からいえば、38口径リボルバーを勧めます。銃身長4インチ位が良いでしょう。 ただし、銃の取り扱いに熟練している人は別ですが、そういう人はこの文を読む必要もないでしょうから 対象外とします。 まず(セミ)オートマチックとリボルバーのどちらを選ぶかですが、絶対にリボルバーです。というのは、 オートマチックは操作がやや複雑で、弾の入ったマガジンがセットされていても、引き金を引けば必ず 発射できるというわけではありません。それに対し、リボルバーは弾が入っていれば引き金を引けば 必ず発射できます。 銃を使う必要にせまられる時というのは、例えば強盗に入られたとか、レイプされそうになっているなど 緊急の場合ですから、通常の人なら頭に血が上り、パニック状態になっているはずです。その時には 考える余裕などありませんから操作の簡単なリボルバーがベストです。 またまれには不発弾というのもあります。この場合、オートマチックは前弾の発射の反動を利用して 次弾を装填する構造になっているので、もう一度スライドを引き直して、手動で次弾を装填する必要が ありますが、リボルバーでは引き金を引きさえすればシリンダーが回って次弾を発射できます。 またオートマチックでは時々空薬きょうが排出口にひっかかってしまうジャムというケースがあります。 なれた人なら、ひっかかった空薬きょうをなでる様に後ろへ払う事で瞬時にこれを解消できますが、初 心者ではどうしようもありません。 リボルバーはそもそも空薬きょうの自動排出はしませんから、こういう問題はありません。 リボルバーの劣る点は、装弾数が通常6発と、オートマチックにくらべて少なく、また撃ち尽くした時に 弾を再装填するのに時間がかかるなどがありますが、市街戦をするわけではなく、護身用ですから、 これでも十分でしょう。 そして、命にかかわる問題ですから、安物を買ってはいけません。数十ドルでも銃は買えますが、いざ という時に役に立たないでは困ります。私の経験ではブラジルのトーラス社製のものはやめた方が良 いでしょう。 また中古も避けます。銃にも耐用発射回数というのがありますし、競技に使われたものなどは意図的 に引き金が軽く落ちる様に改造されている場合もあります。特にリボルバーはオートマチックより部品 点数が多く、古いものは故障もあります。またオートマチックの安物はしょっちゅうジャムる事を覚悟し なければなりません。 あわや、という時に発射できない安物より少々高くても確実なものを選ぶのは当然でしょう。 護身用として銃を持つなら、あなたは普段から練習をしてその取り扱いに慣れておく必要があります。 またあなたは自分の命が危ないという時に、相手に向かって銃を発射できるでしょうか。また発砲す べきかどうかの判断をする自信があるでしょうか。日本人留学生が射殺される不幸な事件がありまし たが、あれなどは、発射すべきかどうかの正しい判断のできない人間が銃を持つ事の問題点を示して います。 こういう事を前もって考えておくべきです。そうでない人は護身用といえども銃を持たない方が良いでし ょう。銃を抜いた以上、撃つ、という覚悟がありますか? |
| ダブルアクションとシングルアクション この言葉は撃ち方の区別として使われる事もあれば、銃の種別として使われる事もあります。シングル アクションとは、発射する前にいちいち撃鉄を親指で起こして(同時にシリンダーが回って次弾が発射位 置に来ます)、引き金を引いて撃つやり方です。ダブルアクションとは、引き金を引く事によって撃鉄を起 こし(同時にシリンダーも回り)、引き金を引き切ると発射するというやり方です。 現代のリボルバーはすべてダブルアクションですが、シングルアクション式に撃つ事もできます。 西部劇に出てくる様な拳銃はシングルアクションでしか撃つ事ができません。つまり、撃鉄が起きていな い時に引き金を引いても何も起こらないという事です。 この手の銃はグリップが「柳腰」になっているので外見から見分けがつきます。今でも造られており、 新品を買う事もできますが、装弾も手間がかかり、マニアのためのものでしかありません。 このふたつの撃ち方の違いは、ダブルアクションでは、引き金を引く事により次々と発射できますが、 引き金を引く指の力で、シリンダーを回し、バネに逆らって撃鉄を起こすので、どうしても銃が動きます。 シングルアクションでは、先に撃鉄を起こしてあるので引き金を少し引くだけで発射でき、指の力もあま りかける必要はありません。したがって、銃の動きも少なく、より正確な射撃をする事ができます。 逆に直ぐに発射する意志のない時は撃鉄を起こすと危険です。 例えば警官が犯罪者に銃を向け、「動くな」と云っている場面を想像して見ましょう。相手は銃を持って いる可能性があり、いつ反撃して来るかわからないとします。相手が反撃の動作を見せてから、ダブル アクションで発射すると秒以下の単位ですが遅れます。その遅れが致命的になる場合もあるでしょう。 一方撃鉄を起こし、シングルアクションの状態で銃を構えている場合、少し引き金を引くだけで発射でき るわけですから、相手の反撃により素早く対抗できます。 ところが、この様に銃を向けている場合は、相手の反撃を予想し、緊張しています。そしてつい引き金に かけた指に力が入って相手が反撃して来ないのに発射してしまうというケースが実際に起きています。 陸上競技のスタート時のフライイングに似た心理状態でしょうか。ダブルアクションではこの様な事は起 こりませんので通常は撃鉄を起こさない様です。 なお、オートマチックは基本的にシングルアクションの動作となります。最新式のオートマチックでは初弾 のみダブルアクションで発射できるものや、小型オートマチックで毎回ダブルアクションというものもありま す(次項参照)。 また主として護身用のリボルバーで、ポケットなどから銃を引き出す時に、撃鉄が引っかかって出せない という事のない様に、撃鉄が内部に隠れてしまっているものがあります。このタイプの銃では撃鉄を親指 で起こす事はできませんから、ダブルアクションのみの動作となります。 |
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オートマチックの操作について |
| グロックについて グロックは9ミリパラベラムを使用するオートマチックで革命的な銃として一時は非常なブームになりました。 もちろん今でも人気があります。外見は何だか四角くて、プラモデルの様です。(上の「安全確認の仕方」の 写真左側の銃。右側はコルト45ガバメントモデル) 実際にグリップ部分などプラスチックを多用しています。その為、空港などで、X線検査に引っ掛からない、と か金属探知器をすり抜けるとか云われた事もありますが、実際はそんな事はありません。 主要部分はもちろん金属で、X線にもはっきりと銃の形が写ります。メーカーはオーストリアでこれ以前には銃 を造った事がなく、そのため逆に既成概念にとらわれる事なく新しいアイデアがもり込まれています。 その特徴は
なお、普通のオートマチック(およびリボルバーも)は撃鉄が起きている時は引き金が後退し、引きしろが少なく なりますが、グロックは逆で、空になると引き金が後退したまま止まります。 護身用としては38口径のリボルバーと云いましたが、グロックは操作が簡単で信頼性も高いため、もうひとつ のチョイスとして良いかも知れません。なお価格は新品で500ドル前後です。 |
反動について、および持ち方
銃を発射すると反動があります。この反動は威力のある銃ほど強いのはもちろんですが、感覚的な事
を含め、同じ口径でも銃身が短い程強くなります。例えばおなじ38口径のリボルバーでも、6インチ銃
身長の銃より4インチの方が反動は強くなります。また銃が軽い程強くなり、グリップのデザインによっ
ても変わります。

上の写真を見て下さい。発射すると、弾の飛んで行く方向と正反対の方向、すなわち矢印の様な反動
が来ます。この矢印の延長線上で受け止めると、まっすぐな反動になりますが、実際はそこから外れた
ところ、すなわち握っている手のひらのm点でショックを受け止めるためにそこが支点となり、モーメント
(回転させようとする力)が生じ、銃口は上に跳ね上がる事になります。したがって、なるべくグリップの
上の方を握る様にしてm点をこの矢印の延長上により近づければ、跳ね上がりを少なくする事ができます。
逆に極端にグリップの下の方を握っていると銃がくるっと回って手から離れ、顔面直撃という事態もあり
得ます。
ただしオートマチックでは、発射時に銃の上部(スライド)が後ろへ下がりますので、極端に上の方を持
たない様に注意して下さい。
銃を発射すると上に跳ね上がるため、標的の上方を撃ってしまう様に思うかもしれませんが、如何に
馬鹿力でも跳ね上がりを完全に押さえる事はできませんし、銃が跳ね上がるころには弾はすでにはる
かかなたを飛んでいます。
実際は逆で、訓練されていない人は、反動を押さえようとして、引き金を引く時に無意識の内に銃口を
押し下げてしまいます。このため、標的の下を撃つ事になります。
自分が銃を静止させたまま引き金を絞っているかどうかを見るには、リボルバーで実弾と空薬莢を混ぜ
てランダムに装填して射撃をします。そうすると空の時に引き金を引くと銃が動いているかどうかが分か
ります。全部空では意味がありません。自分が空だと分かっていると銃を動かさずに引き金を引く事もで
きるからです。
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上の写真左側は、銃の経験のない普通の人の握り方ですが、この様に持つと、反動を親指で受ける事
になり、22口径でもない限り、親指を傷める事になります。強力な銃では骨折した上、銃が手を離れて
顔面直撃も有りえます。右側写真の様に手のひらで衝撃を受け止める様にしっかりと握ります。
日本のテレビドラマなどでピストルの持ち方が何となく、さまにならないのは左側写真の様な握り方をして
いるためです。
なお、この様に正しく握ると手が銃の後ろへ回り込むため、引き金と人差し指が遠くなります。手の小さ
い人や女性は引き金に指が届かないサイズの銃もありますから、銃を選ぶときは正しく握った状態で、
指が届く事を確認する必要があります。
私はAurora Gun Clubの会員だった時に、プラクティカルシューティングの講習会に参加した事があります。
practical shootingとは文字通り、実践的な射撃術の事で、target shootingの様に紙の的を撃つだけでは
なく、次々と移動しながら物陰に隠れたりし、あるいは怪我人を救出するとの想定で、実物大の人形を抱え
たまま、走り、射撃したりします。右端の写真で人型の的が3つある内、1つが横向きで、白い面がこちらを
向いています。これは人質との設定で、これを撃ってしまうと減点です。
朝8時ごろから夕方まで、銃および弾(200発)は持参で会費20ドルでした。
なお銃は基本的には45口径を用い、38口径や9ミリでも構いませんが「マイナー」に分類され、的の周辺部
に当たった時の得点が45口径より低くなります。22口径は不可です。オートマチックでもリボルバーでも構い
ませんが、プラクティカルシューティングでは時間も要素なので、早撃ちの難しいリボルバーは不利です。
競技者は45オートマチックをカスタマイズしたものを使います。
参加者はご覧の通り、年齢・性別はばらばらです。別にガンマニアというわけではなく、護身用にという人が
多い様です。殆どが初心者で地面ばかり撃っている女性もいました。
こんな初心者が実弾をバンバン撃つのですから恐ろしいものですが、銃は危険なものであるため、ルールは
厳しく、事故は殆どありません。
参加には資格は別にありませんが、注意事項等を理解する英語力は必要です。
もしあなたが、銃を所持する事を選ぶとしたら、こういう講習を受けるなどして銃に関して良く知っておくべき
です。あるいは全く銃を持たないかのどちらかです。
Aurora Gun Clubは、I−70を東へ、Gun Club Roadで降りて南へすぐ数分で右側にあります。
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